【完全版レビュー】エマ・プレミアムV2の寝心地をプロが評価!口コミやハイブリッドとの比較も

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ワンランク上の寝心地、エマ・マットレスのプレミアムモデル。

この記事では、エマ・スリープから販売されている「エマ・プレミアム V2」「エマ・プレミアム V2 プラス」を実際に使ってみた上で特徴の解説や体験レビュー、ネット上の口コミ評判について触れていきます。

公式サイトなどを見るとエマ・ハイブリッドV2との違いが分からず、プレミアムを選択する必要がないのではないかと感じてしまうかもしれません。しかし、実際に使い込んでみると細部ではかなりの差を感じることができましたので、後半ではハイブリッドの比較もしています。ぜひ最後までご覧ください。

エマ・ハイブリッド V2 プラス

(Emma Sleep Japan)

日本人に使いやすいフィット感と弾力を持ち合わせたポケットコイルマットレス。7ゾーニング製法がきめ細やかに体に馴染み、高弾力素材が寝返りをサポートします。従来品よりも吸湿性の高いカバーにアップグレード。100日間トライアルでじっくり自宅でお試しできるため初めての方でも安心です。満足できなかったら手数料ゼロで返品でき、代金が全額返金されます。

この機会にぜひチェックしてみてください。


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著者情報
高野綾太 上級睡眠健康指導士(第733号)
高野 綾太

上級睡眠健康指導士

【上級睡眠健康指導士】

睡眠と寝具の専門家。「睡眠の質」と「生活の質」の両立を手助けするために発信。寝具レンタルサービスReBed[リベッド]を運営。マットレス診断・相談はLINEから

睡眠と寝具の専門家。「睡眠の質」と「生活の質」の両立を手助けするために発信。寝具レンタルサービスReBed[リベッド]を運営。マットレス診断・相談はLINEから

  • 177cm
  • 70kg
  • 標準体型
  • 身長:177cm
  • 体重:70kg
  • 標準体型

詳しいプロフィール

目次

エマ・スリープ(Emma Seep)とは?ブランドを簡単に説明!

エマ・スリープというブランドは、ドイツのフランクフルトで生まれた寝具ブランドであり、2015年に販売を開始しました。日本では、2020年10月に設立された「Emma Sleep Japan 合同会社(エマ スリープ ジャパン)」が販売を行っています。

設立から10年程度で世界31カ国に進出し、600万人以上のユーザーに愛用されていて、いま勢いのある寝具ブランドだと言えるでしょう。全世界で45の国籍にわたる従業員を抱え、総勢700名、平均年齢は28歳と非常に若く、グローバルでダイナミックな組織です。

エマスリープは癖の少ない上質な寝心地と先進的なデザイン、気軽に体験できるサービスが特徴的です。マットレスだけでも複数のラインナップを展開し、さらに枕やベッドフレーム、カバーなども販売しているため、ベッド周りをエマスリープ揃えることも可能です。

エマ・プレミアムV2 マットレスの大きな特徴は4つ!

エマ・プレミアムV2をシンプルなスノコベッドフレームに載せている写真

まずは、エマプレミアムV2の特徴や構造について簡単に説明します。

価格(税込)

198,400円~

他モデルがセール中 ※4/30まで

タイプハイブリッド構造(ポケットコイル+ウレタンフォーム)
硬さ硬さ:やや柔らかめ
厚さ27cm
耐久年数 ※推定10年程度
重量21.4kg
保証返品保証:100日間
品質保証:10年間
サイズシングル
セミダブル
ダブル
クイーン
キング

さらに贅沢な寝心地・機能性になったプレミアムモデル

エマスリープのマットレスには、現在「エマ・ラグジュアリー」「エマ・プレミアムV2」「エマ・ハイブリッドV2」「エマ・オリジナルV2」があります。

エマハイブリッドV2はコスパが良いモデルとなっており、プレミアムV2はそれよりもワンランク上の寝心地・機能性となっています。価格帯はハイブリッドV2より高く、ラグジュアリーよりも安いという立ち位置です。

現在販売しているエマプレミアムは「V2」であり、以前は無印のエマ・マットレス プレミアムもありましたが、現在では入手不可となっています。

エマ・プレミアムのモデル変遷
エマ・プレミアムの前身が発売(2022年)

エマ・マットレス プレミアムの前身である「エマ・マットレス ハイブリッド」が発売。後にプレミアムへ改名する。

体温調整機能に優れたグラファイトを含んだ低反発ウレタンを採用。現在は入手不可。

「エマ・マットレス プレミアム」へ改名(2023年)

マットレスの構造やデザインはそのままで商品名だけが変更。現在は入手不可。

第2世代モデルが発売(2024年)

「エマ・プレミアム V2」 ※現行モデル

日本の湿度が高い環境を考慮し、コイル周囲のウレタンをなくして通気性を大幅に向上。以前は低反発感がありながらも硬めの寝心地だったが、V2ではやや柔らかめで弾力のあるタイプに変更された。

エマプレミアムV2でも体温調整機能は備わっており、プレミアムモデルは体温調整とふんわり感が大きな特徴であることがわかります。

7ゾーンポケットコイル×4層ウレタンが「弾力」と「フィット感」を両立

エマプレミアムV2は、一つひとつのコイルが独立して動く「ポケットコイルマットレス」です。使われているコイルは、場所によって硬さが異なる「ゾーニング構造」を採用していることで、腰をしっかり支えつつも他の部位は優しくフィットする寝心地になります。

コイル層の上にはクッション材となるウレタンフォームが4種類(合計 約6.5cm)使われています。

  • 熱を逃しやすいウレタンフォーム2cm 硬さ60N(Thermosyncフォーム)
  • 体にしっかりとフィットし、余分な体温を吸収するウレタンフォーム1.5cm 硬さ60N(Hypersoftフォーム)
  • 体圧をしっかり分散し、寝姿勢をきれいに保つウレタンフォーム1.5cm 硬さ60N(Visco Memoryフォーム)
  • マットレス全体が沈み込まないように維持するウレタンフォーム1.5cm 硬さ120N(Comfortフォーム)

合計6cmの厚さとなり、コイルの硬さを感じない十分な厚みとなります。エマハイブリッドV2よりも2cm分厚い構造であり、さらにリッチな寝心地を実現しています。

6cmの詰め物が体に最適にフィットし、下のコイルがしっかりとした弾力で体をサポートしてくれます。

通気性をさらに向上させた「エマ・プレミアムV2 プラス」も選択可能

エマ・プレミアムV2はコイル周りや詰め物のウレタンフォームを減らすことで、通気性を格段に向上させました。

しかし、「エマ・プレミアム V2 プラス」は、さらに高い通気性を求めて開発された「クーリングカバー」が搭載されたモデルとなっています。冷却効果の高い無臭のメントール誘導体を活用し、睡眠中にこもりがちな熱を逃がしやすくしているようです。

エマプレミアムV2プラスのカバーも実際に体験し、後半でレビューしていますので、具体的な使用感などについてはそちらをご覧ください。

100日間の長期トライアルで体に合うかじっくり試せる

エマ・スリープのほとんどの製品に100日お試しトライアル(返品保証)がサービスとして付けられていて、エマプレミアムV2も対象となっています。

商品が配送された日から100日間は申請することで返品可能となっており、マットレス代金が全額返ってくるだけでなく、返送の際の送料や手数料も一切かかりません。完全にリスクフリーで試せるため、どのマットレスが自分に合うか分からないユーザーにとっては非常にありがたいサービスです。

具体的な返品の手順につきましては、記事の後半で説明します。

【体験レビュー】エマ・プレミアムV2を実際に使ってみた感想

エマ・プレミアムV2で仰向け寝をする筆者。

ここからは実際にエマプレミアムV2を使って感じたことをレビューしていきます。

今回レビューにあたり、メーカーから商品(エマプレミアムV2とプラスのカバー)を提供していただきましたが、レビュー内容の変更は受けていませんので安心して「第三者の意見」として見てだければと思います。

まずは、総評として以下の快眠度をご覧ください。

体圧分散性●●●●● 5.0
寝返りの打ちやすさ●●●●◌ 4.0
通気性●●●●◌ 4.0
寝心地●●●●◌ 4.0
耐久性●●●◐◌ 3.5
カバーの肌触り●●●◌◌ 3.0
底付き感のなさ●●●●● 5.0
平均評価(快眠度)4.07 / 5.0
「エマ・プレミアム V2」に対する筆者個人の評価 ※詳細

1.【開封】シングルサイズで21.4kgと、やや重めになっている

エマ・プレミアムV2を筆者が開封している。ベッドフレームの上で、外箱からロール状に圧縮されたマットレスを取り出している。

エマプレミアムV2はシングルサイズで21.4kgということで、ワンランク下のエマハイブリッドV2よりも約3kg重たくなっています。

重量サイズ
シングル21.4kg幅97cm × 長さ195cm × 厚み27cm 
セミダブル27.6kg幅120cm × 長さ195cm × 厚み27cm
ダブル31.7kg幅140cm × 長さ195cm × 厚み27cm
クイーン35.2kg幅160cm × 長さ195cm × 厚み27cm
キング38.7kg幅180cm × 長さ195cm × 厚み27cm

セミダブル以上であれば、エマハイブリッドV2との重量はさらに差が開き、5~7kgほど重くなっています。シングルでも一人で作業すると結構重たく、マットレスの圧縮を解いてからマットレスを設置させると大変なので、ベッドフレームの上で開封するようにしましょう。(外箱には持ち手となる穴が空いています)

エマ・プレミアムV2の圧縮を解いている。ロール状から展開したが、まだ圧縮はされている。

外箱からマットレスを出すと、ロール状に小さく圧縮されたマットレスが入っています。開封の際はマットレスを傷つけないように、よく注意しましょう。比較的安全に開封できる専用のカッターが付属していますが、 マットレスを広げてから最後の袋だけを切るように意識しましょう。

ちなみに、エマプレミアムV2には取扱説明書がなく、QRコードを読み込んでWeb上で確認する仕様になっています。

2.【寝心地】横向き寝でも肩の圧迫感がなく快適!弾力も強いので寝返りがしやすい

続いては、エマプレミアムV2の寝心地についての感想ですが、「寝心地」とひとことに言っても様々な要素がありますので、以下の3つに分けて記載します。

  • 硬さ・フィット感
  • 弾力・寝返りのしやすさ
  • 端の沈み具合

総合的な評価としては、柔らかさの中にも弾力を感じられ、沈みすぎず寝返りしやすい良い寝心地だと思いました。 低反発マットレスのようなもったりとした感触ではなく、寝転がっていても軽快な動きが取れる感覚です。

詳しく分解して説明していきます。

硬さ・フィット感

エマ・プレミアムV2の硬さを手で押し込んでチェックしている

エマプレミアムV2の硬さは、「やや柔らかめ」です。人によっては柔らかめと感じる場合もあるかもしれませんが、マットレス全体で見ると、やや柔らかめくらいの位置だと感じました。

エマ・プレミアムV2で仰向け寝をする筆者。真横から見ると腰や脚などにフィットしているのがわかる

コイルの上にある詰め物(ウレタンフォーム)が4層6.5cmというリッチ寄りな厚みになっていて、内容は柔らかめな60Nのウレタンが5cm、その下にちょうど良い硬さである120Nのウレタンが1.5cmあります。柔らかめの層がそれなりにあるため柔らかめな寝心地となっており、かなり体にフィットしやすいマットレスです。

反り腰の女性にも試してもらいましたが、マットレスと腰の間をしっかり埋めてくれるようにフィットしたとのことです。腰が浮いてしまうことで腰痛になっている方にも良いマットレスかもしれません。(詰め物が十分にあるため、コイルの硬さを感じることはありませんでした。)

エマ・プレミアムV2で横向き寝をする筆者

また、一般的には横向き寝をした際に、肩の周りに圧迫感を感じてしまうこともあると思いますが、この程よい柔らかさ・フィット感によって横向き寝の肩にもやさしくフィットしてくれると感じました。

「柔らかいから埋もれる感覚がある…?」と気になる方もいるかもしれませんが、詰め物は分厚すぎるわけではないため埋もれてしまう感覚はありません。腰部分が硬めに作られているため、仰向け寝でも横向き寝でも問題なく腰を支えてくれました。

弾力・寝返りのしやすさ

エマ・プレミアムV2のカバーを外し、中材の弾力や硬さをチェックする筆者

エマプレミアムV2は「ポケットコイルマットレス」と呼ばれる素材・構造をしているのですが、コイルを採用しているマットレスは一般的に弾力があって寝返りしやすいです。柔らかめなウレタンが詰め物として使われているエマプレミアムV2も、例に漏れず寝返りがとてもしやすいと感じました。

詰め物が分厚すぎないことと、詰め物自体もそれなりに弾力性のあるウレタンフォームを採用しているので、コイルの弾力を損なうことがないのです。コイルも高さ19.5cmの長めのものを使っており、その分、沈んでからの跳ね返りがあるため弾力が生まれやすくなっています。

エマ・プレミアムV2で寝返りをする筆者。

やや柔らかめで優しく包まれる寝心地でありつつも、寝返りを打ちやすい軽やかなサポート力に感動しました。この二つの要素が合わさることで、とても寝心地が良いと感じましたね。

「体重が軽いから柔らかめを検討している」という方、もしくは柔らかめが好みの方で、気軽に体勢を変えられるマットレスを求めている方にいいと思います。

ただ、体重が特別軽くなくても全く問題はないマットレスです。体重70kgであまり柔らかめが好みではない私が実際に使ってみても、すごく満足できる寝心地でした。

端の沈み具合、安定感

エマ・プレミアムV2の端に腰をかける筆者。端の安定感が低く、沈みやすい

マットレスの両サイド(端)には、支えとなるワイヤーや硬めの素材が使われておらず、正直なところ安定感に欠けていました。シンプルにエマプレミアムV2のデメリットだと感じましたね。

従来のエマ・マットレス プレミアムには、コイルの周りをカバー材となるウレタンフォームが囲んでいたため、端まで安定感があったのですが、V2ではコイル周りのウレタンが無くなり、とても印象的でした。通気性が向上するというメリットはありますが、それと引き換えに、腰をかけた際の不安定感やマットレスの端で寝た時の沈み込みが生まれてしまいました。

エマ・プレミアムV2の端を手で押し込むと、かなり沈むことがわかる

エマプレミアムV2を二台連結して使う場合は、マットレスとマットレスの間が沈みやすかったり、隙間が生まれやすい可能性がありますので、連結を視野に入れている方は注意して選びましょう。

ただし、柔らかめの詰め物が6.5cmもあることで、体をホールドしてくれるような感覚があり、エマハイブリッドV2よりは落ちにくいと感じました。

横揺れ、振動の伝わり方

エマ・プレミアムV2の中材を手で押し込む。押し込んだ場所以外は振動・揺れ・沈みに影響がないのがわかる

ひとつのマットレスで複数人が寝る場合、寝返りを打ったり起き上がったりして隣の人を起こしてしまう場合がありますよね。複数人で寝る場合は横揺れ(振動の伝わりやすさ)も意識して選ぶべきポイントとなります。

エマプレミアムV2は、コイルが独立して動く「ポケットコイルマットレス」という構造であり、それに加えて柔らかめのウレタンフォームを使っているため、横揺れは非常に少ないです。

仮に大人が二人で使う場合は、ダブルサイズ以上が一般的です。今回使っているはシングルサイズですが、マットレスの向きを変えてダブルサイズと同じ幅(140cm)になるように位置調整し、二人で寝返りを打ったり起き上がってみたりしました。実際、振動はかなり小さく吸収されていて、睡眠中であれば、あまり影響がないのではないかと感じました。

シングルサイズ、セミダブルサイズで大人2人が使うと、さすがに振動が伝わってしまうと思いますが、適切なサイズ選びをすれば問題ないと思います。

3.【素材】寒すぎず暑すぎない、体温調整作用のある「グラファイト」を使用している…?

エマ・プレミアムV2のカバーを外し、詰め物の4層構造がはっきりと見える

エマプレミアムV2のカバーを外すと、中材(コイルや詰め物)が丸見えの状態になっていて、詰め物のウレタンは4層構造であることがはっきりわかります。

従来モデルのエママットレス プレミアムの上層には「グラファイト」という熱伝導率が高いとされる素材を含んだウレタンフォームが使われていました。エマプレミアムV2も公式サイトを見ると「Nano Carbon(ナノカーボン)を取り入れたThermosync(サーモシンク)フォーム」と書かれており、おそらく同じグラファイトによる体温調整機能を指しています。

エマスリープのプレミアムモデルのマットレスは、贅沢な寝心地体温調整機能を備えているという立ち位置のようですね。

エマ・プレミアムV2で横向き寝をしている筆者。接触面もムレにくい

しかしながら、個人的には体温調整機能について特に大きな変化は感じることができませんでした。もしかしたら、低反発素材のムレが気になる人や汗っかきの人にとっては違いがわかるのかもしれませんが。。

また、仮に体温調整機能を感じ取れる場合でも、グラファイトの特性上、劇的な冷却感というタイプではありません。効率的に熱を逃す、という仕組みです。

素材レベルでの工夫は感じられますが、あまり期待していると拍子抜けしてしまうかもしれませんので、あくまで「寝苦しさをほんの少し軽減してくれるかもしれない」くらいの補助的な機能として捉えるのが良いと思います。

4.【通気性・衛生面】ベッドマットレスにしては超高水準の通気性!

一般的なポケットコイルマットレスは、コイルの周りをカバー材となる生地やウレタンで囲んでいるため通気性を多少阻害しているものの、それでもウレタンフォームのみのマットレスと比べると通気性が高いとされています。

エマ・プレミアムV2のコイル層のアップ写真。長いコイルが無数に入っているのがわかる

しかし、エマプレミアムV2はそのカバー材はほぼ一切なく、コイルが露出している状態になっているため、圧倒的な通気性を誇っています。詰め物も分厚すぎないため、長時間マットレスと体が密着していても効率的に熱や湿気を外部に逃がしてくれます。これだけ通気性の高い構造になっていると、すのこのベッドフレームと併用していれば、マットレスを壁に立てて通気させる必要はないと思います。

また、エマプレミアムV2は柔らかく包まれるような感覚がありますが、埋もれてしつこい密着感ではないため、表面的な通気性(ムレにくさ)も高いと感じました。表面の通気性・内部の通気性ともに優れており、暑がりの方や衛生面が気になる方でも安心して使えると思います。

ただし、エマプレミアムV2の販売ページや説明書などをみても、抗菌作用のある素材は見当たりませんでした。抗菌作用のある素材を使っていないと良くないというわけではないですが、この価格帯のマットレスであれば、抗菌綿や活性炭などを活用した「衛生面へのアプローチ」があってもよかったと感じました。

5.【カバー】安価なものと比べると良いが、同価格帯の中では一歩物足りない

エマ・プレミアムV2のカバー表面。サラサラ、ふんわりしている

エマプレミアムV2のカバー表面はポリエステル100%でできていますが、ポリエステルと感じさせないようなサラサラ感とふんわり感があります。伸びもそれなりによく、肌触りもそれなりに良いです。

エマ・プレミアムV2のカバー側面には、移動やローテーションに便利な持ち手が4つ付いている。

側面には持ち手が合計4箇所あり、ちょっとした移動や ローテーション も簡単に対応できます。側面の生地はやや厚みがあり、安っぽさはないものの柔らかめなため外からコイルの形がわかるほどです。

エマ・プレミアムV2のカバー底面にはわずかな滑り止め加工がされている

底面にはわずかな滑り止め加工がされていて、ベッドフレームの上でも多少グリップ力があります。しっかりとホールドする感じではありませんが、滑りやすいマットレスと比べるとかなり快適なほうです。

カバーの外側の縫製は特に問題なく、隅々まで丁寧に仕上げられています。内側には一部やや粗さのあるカットも見られましたが、こういった部分はどの製品にも多少なりとも見られるものですし、実際の使用には影響しないため、特にデメリットとは感じませんでした。

全体として立派なつくりではありますが、同価格帯の他製品と比べると、もう一歩質感や高級感にこだわりがあると、よかったと感じました。ワンランク下のエマハイブリッドV2と全く同じカバー生地ということで、価格差があるならキルティングや模様などがあれば、より満足度が高くなったと思います。

6.【デザイン】インテリアとしても合わせやすい!モダンで丸みのある雰囲気を感じられる

エマ・プレミアムV2をシンプルなスノコベッドフレームに載せている写真

エマプレミアムのカバーは表面がホワイト、側面がグレーとなっており、ロゴ部分にオレンジが使われていますが、かなり小さいため目立ちすぎないアクセントとしてちょうど良いです。カバー側面のキルティングは立体的で柔らかい印象があり、エマスリープのロゴもポップなフォントで全体的に丸みある雰囲気となっています。

ボックスシーツをかけて使用すればマットレス本体のデザインは関係ないですが、厚さ27cmのリッチな雰囲気は感じられるためインテリアを意識している方でも問題ないのではないでしょうか。

ただ、ワンランク下のエマハイブリッドV2と全く同じカバー・デザインなので、価格差がある点を考慮し、違った雰囲気が感じられたら良かったなと思いました。

7.【コスパ】エマプレミアムの価格と耐久性について

エマプレミアムV2はポケットコイルマットレスであるということから、耐久性はそれなりに高いです。詰め物のウレタンフォームも決して薄くはないため、少しへたってきても問題なく使えるでしょう。ただし、コイルの周りに安定感を高めるカバー材がないため、長期的にみたら型崩れしやすい可能性はあります。

あくまで私の推定ですが、参考程度に耐久年数を予想すると、エマプレミアムV2は7〜10年程度だと思います。適切な使用方法で湿気の管理を怠らず、定期的に ローテーション を行った場合の年数です。値段に見合った耐久性だと感じています。

適切な使用であれば、仮にへたってしまっても10年保証によって交換等の対応をしてくれますので、実質エマプレミアムV2は10年間使用可能と言ってもよいでしょう。

寝心地や機能性、価格など総合的に判断しても、エマプレミアムV2はコスパに優れているマットレスだと思います。ワンランク下のエマハイブリッドV2とは価格差があり、エマハイブリッドV2も非常にコスパが良いですが、エマプレミアムV2はその価格差に見合った価値が上乗せされていると感じました。

エマ・プレミアムV2「プラス」を選ぶ価値はある?無印モデルとの違い

エマ・プレミアムV2のカバー
エマ・プレミアム V2
エマ・プレミアムV2 プラスのカバー
エマ・プレミアム V2 プラス
  • 「エマ・プレミアム V2」(無印モデル)
  • 「エマ・プレミアム V2 プラス」

エマプレミアムV2には似た商品名が二種類あるため、困惑する方も多いと思います。

端的に説明すると、無印モデルとプラスの違いは本体カバーの仕様デザインのみです。寝心地や中材の構造には影響ありません。

※いずれのモデルも、エマハイブリッドV2, エマハイブリッドV2プラスとカバーは全く同じになっているようです(メーカーに確認済み)。

仕様・機能性について

エマ・ハイブリッド V2 プラスのカバー表地をじっくり触る筆者。特に違いは感じられない

公式ページには「湿気を放出しやすくなったマットレスカバーで、更に通気性が向上しました。」と記載がありますが、実際に見て触れてみても違いはほとんどわかりません。その場で二つ並べて比較してみても違いがないくらいです。

エマ・ハイブリッド V2 プラスのカバー。カラーは異なるが、品質や機能に差があるようには感じない

コアラマットレスプラスにはひんやり生地が採用されていますが、エマプレミアムV2プラスは特別ひんやりしているわけでもありません。

エマ・ハイブリッド V2 プラスのカバー側面を触る筆者。キルティングのわたが増えている気がする
エマ・ハイブリッド V2 プラスのカバー側面の厚みを撮影。写真では伝わりにくい

ただし、側面のキルティングに使われている中わたが少しだけ分厚くなっている気がしました(写真ではわかりにくいと思いますが)。中わたの影響で厚みがあるプラスのカバーの方が生地にハリがあり、しっかりしている感はありますね。通気性を向上させるカバーなのに厚みが増しているので、もしかしたら個体差かもしれません。

エマ・ハイブリッド V2 プラスのカバー底面にある滑り止め加工

底面の滑り止め加工に関しても、無印モデルと違いは感じられませんでした。

デザインについて

エマ・ハイブリッドV2 プラスのカバー

デザインに関しても違いはシンプルで、表地と側地をつなげているファスナー部分のカラーが異なるだけです。無印はグレーなのに対して、プラスの方は濃いめのブルーになっています。

エマ・ハイブリッド V2 プラスの側面からの写真

表地・側地・底面のカラーや模様は全く同じ。ロゴのデザインに関してもオレンジ色で同じものです。

プラスと無印、どちらを選ぶべき?

定価の価格差は全サイズ12,000円です。

エマ・プレミアム
V2
エマ・プレミアム
V2 プラス
シングル

198,400円~

199,400円~

セミダブル

218,400円

219,400円

ダブル

238,400円

239,400円

クイーン

258,400円

259,400円

キング

278,400円

279,400円

セール情報

他モデルがセール中 ※4/30まで

他モデルがセール中 ※4/30まで

仕様や機能性に大きな違いはなく、価格差にあった価値を感じられませんでしたので、個人的にはエマプレミアムV2をおすすめします。

そもそもエマプレミアムV2でも通気性がかなり高いため問題はないですが、特に暑がりの方や予算に余裕がある方はプラスを選んでも良いかもしれません。

エマ・プレミアムV2のみんなの評判は?リアルな口コミを集めました

良い口コミ・評判

  • 寝心地に満足
  • 腰や肩が楽になった

寝心地に満足

ダメ元でエマプレミアムV2のダブルを購入しました!好みとして硬めの高反発が合ってると思ってたので最初は柔らかいから合わないと感じていました。数日してある事に気づきました。夜中に目が覚めなくなった→熟睡できてる→疲れが取れてる!偶然かと思いながら2ヶ月経ち確信しました!このベッドは自分にとって最高かもと!最近は寝るのが楽しみになりました!

公式サイトから引用

寝心地最高。マットレスが思っていた以上に寝心地が良くてコスパを含めてとても素晴らしいと思います。また初期対応もスムーズでとても良いと思いました。

公式サイトから引用

硬さについてはしばらく使っていると、初めの印象と変わる場合があります。100日のトライアル期間をうまく活用したいところです。

腰や肩が楽になった

ぐっすり寝られるようになりました!エマスリープを使う前は、スプリングマットを使っていて、寝ても寝た気がしなかったり、寝て起きると腰が痛かったり、、色々弊害があったのですが、エマスリープを使って2週間!まず、腰の痛みを感じなくなりました! 

公式サイトから引用

エマのマットレスに交換する前は口コミをみて半信半疑でしたが、交換してびっくり、朝までぐっすりで今までは起きると腰が痛くてたまらなかったのですがそれが解消されて購入してとても良かったと思っています。肩なども適度に沈み込むため就寝中が大変楽になりました。寒い季節になってきたのに適度に暖かく大変満足しています。後悔の無い買い物でした。何といっても睡眠の質の向上に大変満足しています。ありがとうございました。

公式サイトから引用

腰痛が酷く、マットレス選びを半年間 悩みに悩んでエマスリープにしましたが すぐに治ったわけではありませんが 徐々に回復。と、言うことは やはり原因はマットレスにあったのかと 確信。そしていいものを選択できたと同時に 感謝しております!

公式サイトから引用

悪い口コミ・評判

  • 柔らかすぎると感じた
  • 端が沈みやすい

柔らかすぎると感じた

ダブルサイズを購入させて戴きました。 妻の寝返りによる跳ね返りが殆どなかったのには驚きました。 私は腰痛持ちですが、起床時に腰の痛みが前に使っていたマットレスよりも酷くなり、腰痛持ちではない妻も腰痛を訴えるようになりました。柔らかすぎるのかもしれないとの事で、硬さ調整用のウレタンを追加させて戴きましたが、今度は硬すぎました。このような経緯で、申し訳なく返品させて戴きました。 肩はとても楽でした。 アフターについては、対応が迅速かつ丁寧で、感激いたしました。

公式サイトから引用

沈み込むように柔らかいので賛否が分かれると思いますが、私には少し柔らかすぎた気もしますが、慣れれば良くなってくるかもしれません。

公式サイトから引用

いいですね基本的に。ですが沈みすぎてと言う感じです。 72キロくらいの方はもう少し硬めでもいいかも

公式サイトから引用

先ほども記載しましたが、しばらく使用することで初めの印象と変わる場合がありますので、100日のトライアル期間をうまく活用しましょう。

端が沈みやすい

また、寝つきが悪くて、ベッドで気付くと1時間経ってたなんてことがありましたが、今はそんなこともなく、気持ちよく寝落ちしてます。 マットレスのへりが柔らかいので、大人2人で寝て寝返りをうとうとすると、落ちそうになるので、寝るなら1人が快適だと思います。

公式サイトから引用

両サイドにサポート機能はないため、沈み込みやすいと感じる場合があります。普段より大きめのサイズにすることで、より快適になるでしょう。

従来モデル「エマ・マットレス プレミアム」(V1)と何が変わった?

記事の最初の方にも書いた通り、エマプレミアムV2を第二世代であり、従来のモデルは「エマ・マットレス プレミアム」です。

以前のものと比べて、どのような変更点があったのかを簡単にまとめます。

低反発から高反発へ

エマ・マットレス プレミアム(従来モデル)
従来モデル「エマ・マットレス プレミアム」

まず、使われている詰め物(ウレタンフォーム)が大きく変わりました。エマはウレタン品質を公表していないため厳密には分かりませんが、恐らく低反発ウレタンから高反発ウレタンへ変更されました。

詰め物の内容や厚さが変わったことで、以前は低反発のもったり寝心地でコイルを感じにくかったのですが、エマプレミアムV2ではしつこい感じはない弾力のある寝心地へと大きく変わりました。コイルの弾力性を感じられるようになり、多くの人にとって使いやすい寝心地になったように感じます。

「高反発ってことは、硬くなったの…?」と思われる方もいるかもしれませんが、高反発=硬いではありません。低反発・高反発はあくまで弾力のことを指しており、硬さにはあまり関係ないのです。

従来モデルの方が硬めでもったりしていましたが、エマプレミアムV2はやや柔らかめでありながらも弾力がある良い寝心地となりました。

コイル周囲の簡素化

エマ・マットレス プレミアム(従来モデル)の中材
従来モデル「エマ・マットレス プレミアム」の中材

途中でも触れましたが、従来のエママットレス プレミアムにはポケットコイルの周りにカバー材となるウレタンフォームが使われていましたが、エマプレミアムV2では無くなっています。

コイル周囲のカバー材がなくなったことで、マットレス端の安定感が失われてしまいましたが、一方で通気性が格段に向上したり、マットレス全体の重量が軽量化されたというメリットもあります。

カバーデザインの統一化

エマ・マットレス プレミアム(従来モデル)
従来モデル「エマ・マットレス プレミアム」のカバー

従来のエママットレス プレミアムでは、緑のラインが入ったエマプレミアム限定のカバーが採用されていましたが、現行のエマプレミアムV2はロゴなどに一部オレンジ色が使われいるものの、ほとんどがモノクロのデザインとなっています。

これはエマハイブリッドV2と全く同じデザインとなっていますが、個人的にはワンランク上のモデルなのであれば特別なデザインや仕様にしてほしかったと思っています。

エマ・プレミアムV2の価格について|最安値の購入先とセール等も紹介!

公式サイトAmazon楽天Yahoo
公式による販売××
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返品保証/品質保証100日/10年なし/なし
サイズ展開・シングル
・セミダブル
・ダブル
・クイーン
・キング
・シングル
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・クイーン
・キング
商品ページリンクリンク
エマ・プレミアムV2の購入先

エマプレミアムV2は公式サイト・Amazonでの販売がありますが、結論としては公式サイトでの購入が一番お得でおすすめです。AmazonのエマプレミアムV2は返品保証(トライアル)や保証期間が付いていないため、エマのマットレスを選ぶ際の大きなメリットが欠けてしまっています。

返品できないリスクがあるため公式サイトよりも低い価格で販売されていますが、やはりマットレスを100日間お試しできるというのは魅力的であり、返品保証・品質保証がついていることを考えると公式サイトが最もお得といえます。万が一、体に合わなかった場合、公式では実質±0円ですが、Amazonだと一切返金されないですからね。

エマ・プレミアム V2エマ・プレミアム V2 プラス
シングル

198,400円~

199,400円~

セミダブル

218,400円

219,400円

ダブル

238,400円

239,400円

クイーン

258,400円

259,400円

キング

278,400円

279,400円

セール情報

他モデルがセール中 ※4/30まで

他モデルがセール中 ※4/30まで

エマ・プレミアムV2の価格表
マットレスのサイズについて
表記読み方イメージサイズ(cm)
SSセミシングル小さな子供1人用。80~90×195
Sシングル小柄な方1人用。97×195
SDセミダブル体が大きい方1人用。120×195
Dダブル2人で寝るならダブル以上だが、寝返りのスペースがやや狭い。140×195
WDワイドダブル2人で寝る場合、ダブルより寝返りに余裕がある。150×195
Qクイーン2人でゆったりと眠れるサイズ。160×195
Kキング2人でのびのび寝たい場合や、夫婦+子供1人の場合におすすめ。180×195
一般的なマットレスのサイズ表

※一部のメーカーでは、高身長の方向けのロングサイズ(長さ約205cm)や子ども向けのショートサイズ(長さ約180cm)のマットレスも各サイズ存在します。

現在、エマスリープでは「エマ・オリジナルV2」が40%OFFとなるセールが開催されています。

また、他の商品では当サイト「快眠ハック」限定8,000円OFFクーポンが使えますので、ぜひ活用してください。

クーポンコード

kaiminhacl8000offA

4/30(水) 23:59まで

「エマ・プレミアムV2」と「エマ・ハイブリッドV2」の違いは?スペックから使用感まで比較!

エママットレスの「プレミアムモデル」であるエマプレミアムV2と、「ハイブリッドモデル」であるエマハイブリッドV2の違いについて掘り下げていきます。

公式ページを見る限り、寝心地や構造、デザインなどの違いが分かりにくいと思いますので、異なる要素をピックアップし、具体的に比較していきます。

エマ・プレミアム V2

エマ・プレミアムV2のコイル層のアップ写真。長いコイルが無数に入っているのがわかる
価格(税込)

198,400円~

他モデルがセール中 ※4/30まで

タイプハイブリッド構造(ポケットコイル+ウレタンフォーム)
硬さ硬さ:やや柔らかめ
厚さ27cm
耐久年数 ※推定10年程度
重量21.4kg
保証返品保証:100日間
品質保証:10年間
サイズシングル
セミダブル
ダブル
クイーン
キング
体圧分散性●●●●● 5.0
寝返りの打ちやすさ●●●●◌ 4.0
通気性●●●●◌ 4.0
寝心地●●●●◌ 4.0
耐久性●●●◐◌ 3.5
カバーの肌触り●●●◌◌ 3.0
底付き感のなさ●●●●● 5.0
平均評価(快眠度)4.07 / 5.0
「エマ・プレミアム V2」に対する筆者個人の評価 ※詳細

エマ・ハイブリッド V2

エマ・ハイブリッドV2のカバーを取った状態を真横から撮影したもの
価格(税込)

133,000円~

他モデルがセール中 ※4/30まで

タイプハイブリッド構造(ポケットコイル+ウレタンフォーム)
硬さ硬さ:やや柔らかめ
厚さ25cm
耐久年数 ※推定10年程度
重量18.4kg~
保証返品保証:100日間
品質保証:10年間
サイズシングル
セミダブル
ダブル
クイーン
キング
体圧分散性●●●●◐ 4.5
寝返りの打ちやすさ●●●●◌ 4.0
通気性●●●●◌ 4.0
寝心地●●●●◌ 4.0
耐久性●●●◐◌ 3.5
カバーの肌触り●●●◌◌ 3.0
底付き感のなさ●●●●● 5.0
平均評価(快眠度)4.00 / 5.0
エマ・ハイブリッド V2に対する筆者個人の評価 ※詳細

①体温調整機能

まず、公式ページを見て簡単にわかる違いとしては「体温調整機能」です。

エマプレミアムV2の一層目に恐らくグラファイト(黒鉛)という熱伝導性・吸熱性に優れている炭素を混ぜ込むことで、体温調整を実現しています。エマハイブリッドV2には入っていないはずなので、明確に異なるポイントです。

また、エマプレミアムV2の二層目のウレタンには「余分な熱を吸収して体を涼しくドライに保ちます。」との説明がありますが、恐らく高い通気性のウレタンを使用していることを指しています。エマハイブリッドV2にも通気性の高いウレタンを使用しているため、こちらの差はあまり無いかと思います。

実際に使った上での体温調整機能の実感としては、正直ほとんど感じることができませんでした。吸熱も保温も実感できなかったのが正直な感想です。従来モデルでグラファイトと記載されていたので今回もその予想ですが、グラファイトよりも数十倍程度の熱伝導性を持つとされる「グラフェン」であれば、その差を感じることができたかもしれません。

ただし、グラフェンは非常に高価な素材のため、エマプレミアムV2に使われている可能性は非常に低いです。

※グラフェンは、高級ブランド「Serta(サータ)」の一部のマットレスで使用されていました。

②詰め物による寝心地

エマプレミアムV2の詰め物は、エマハイブリッドV2よりも一層多い四層構造となっています。合計の厚さは6.5cm(+2cm)とリッチな厚みです。この厚みによって寝心地が大きく変わっています。

端の沈みにくさ

エマハイブリッドV2は端がすごく沈みやすく、両サイドで寝ると落ちてしまいそうな印象がありましたが、エマプレミアムV2の方が少し落ちにくいと感じました。詰め物が多いことで体をホールドしてくれるイメージです。とはいっても、構造は同じで周囲にワイヤーや エッジサポート があるわけではないため、エマプレミアムV2でも優れているわけではないです。

フィット感、サポート力

エマプレミアムV2は詰め物によってホールドされている感覚があるので、マットレスとの一体感をより感じました。フィット感が高く、反り腰にもフィットやすいです。横向き寝のときに肩の圧迫感が軽減されていて、横向き寝を頻繁にする方にもエマプレミアムV2が良いでしょう。

硬さとしては、エマプレミアムV2の方がどちらかというと柔らかく、エマハイブリッドV2の方が「普通」に近い寝心地です。

サポート力に関してはどちらも申し分なく、やや柔らかめでありながらも沈みすぎることはありませんでした。

弾力

マットレスにおける弾力(跳ね返る力)は、寝返りのしやすさに直結してきます。

どちらかといえばエマハイブリッドV2の方が優れていましたが、エマプレミアムV2も弾力はかなり強い方です。いずれのモデルも、コイルとウレタンの弾力をしっかり感じられます。

③重量

詰め物によって、重量も大きく変わっています。

エマ・プレミアム V2エマ・ハイブリッド V2
シングル21.4 kg18.4 kg
セミダブル27.6 kg22.7 kg
ダブル31.7 kg24.5 kg
クイーン35.2 kg28.5 kg
キング38.7 kg32.4 kg

ダブル以上だと7kg以上も差がありますので、壁に立てかける必要がある方やマットレスを動かす可能性がある方は、重量をよくチェックしておきましょう。

「エマプレミアムV2」「エマハイブリッドV2」、どちらを選ぶべき?

以下のような方には、エマプレミアムV2が向いています。

  • より贅沢で体に負担が少ないマットレスを探している方
  • 端の沈み込みが少しでも気にならない方がいい

また、以下のような方には、エマハイブリッドV2が向いているでしょう。

  • コストを抑えつつ、快適性も妥協したくない方
  • 弾力が少しでも強い方がいい

エマ・プレミアムV2のメリット・デメリットまとめ

様々なマットレスがありますが、全体的にみて「エマプレミアムV2はどのようなメリット・デメリットがあるのか?」についてまとめます。

メリットデメリット
体のウェーブにもしっかりフィット
やや柔らかく、寝心地が良い
弾力がしっかりあり寝返りしやすい
横向き寝における肩の負担が少ない
通気性に優れているため衛生的
100日の長期トライアル付き
端がやや沈みやすい
プラスのカバーに違いを感じられない
体温調整機能を感じられない

エマ・プレミアムV2の返品方法は意外と簡単!手順をわかりやすく説明

STEP
カスタマーサポートへ連絡

カスタマーサポートのメールアドレス(customer-support.jp@emma-sleep.com)へ以下の内容を記載して送信。

  • 名前
  • 注文番号
  • ご注文時メールアドレス
  • 製品名(エマ・プレミアム V2)
  • サイズ
STEP
返品に関するアンケートに回答

マットレス(エマ・プレミアム V2)に対する感想についてのアンケートです。内容は製品やサービスの改善に活用されます。

STEP
回収業者からメールが届く

5営業日以内に回収業者から直接、マットレスの回収日時を決めるメールが届きますので返信します。

STEP
[回収当日]業者へマットレスを渡す

STEP3で決めた日時に業者が来ますので、玄関先にてエマプレミアムV2を渡します。

  • 作業員がお部屋に入っての作業はできません。
  • 前日までに変更の連絡がなく、不在またはキャンセルとなった場合はキャンセル料3,300円/回が発生します。
STEP
エマ・プレミアムV2の代金が返金

原則10営業日以内に返金手続きが完了しますが、実際の返金までの日数は、各クレジットカード会社様により異なるようです。

返品方法に関する詳細はこちらをご覧ください。

【FAQ】エマ・プレミアムV2のよくある質問

エマ・プレミアムV2の製造はどこの国ですか?
エマ・プレミアムV2の製造国は中国です。

ドイツのブランドであるエマ・スリープはフランクフルトに本社を置いており、日本法人のエマ・スリープは2020年12月に設立されました。エマスリープの製品は、すべてISO認証を受けた中国の工場で製造されています。

返品した人はいますか?
人よって理由は様々ですが、お試し期間中に返品した人はいます。

主に「腰痛が悪化した」という理由で返品した人が多いようです。詳しくは以下の記事を確認してみてください。

エマ・プレミアムV2を実際に試すことはできますか?
期間限定のポップアップが開催されている場合は体験することができます。

時期によってポップアップの場所も変わってくるので、定期的に公式サイトの情報を確認しましょう。ただし、ポップアップでの購入はできませんので注意が必要です。

専用のシーツなどはありますか?また、市販のものでもいいですか?
エマ・プレミアムV2専用はありませんが、対応しているシーツやプロテクターはあります。

エマスリープでは竹100%で作られた「エマ・シーツ」、抗菌・防水加工の「エマ・プロテクター」を販売しています。

市販のものでもサイズが合えば問題ありません。しかし純正のカバーは、シンデレラフィットし寝心地に統一感も生まれるので満足度は高いでしょう。

→エマシーツはこちら

→エマプロテクターはこちら

メンテナンスは何をすればいいですか?
定期的なローテーションやカバーのお手入れをしましょう。
ローテーション

マットレスの上下を入れ替えることをローテーションといいます。定期的に入れ替えることでヘタリを遅らせたり均一にすることができます。3ヶ月に一回ほどが目安です。

立て掛け

マットレスを床に直置きしているもしくはすのこ板を使用している場合は、定期的にマットレスを立てかけましょう。エマハイブリッドV2のような分厚いマットレスの通気性をよくすることは大切です。1〜2週に一回ほどが目安です。

洗濯

中のウレタンフォームを洗濯することはできませんが、カバーを洗濯することはできます。洗濯をする際は、ファスナーを閉めてから洗いましょう。

エマ・プレミアム V2は腰痛持ちでも使えますか?
やや柔らかめのため腰を強く支えてほしい人には向いていませんが、反り腰などで隙間が生まれて腰痛になっている場合には向いています。

硬めのマットレスのようにほとんど沈まないのが適している方にはエマプレミアムV2は向いていませんが、フィット感は高いため体とマットレスの隙間を埋めるという役割は果たしてくれます。

また、弾力はしっかりあり、寝返りはかなりしやすいため、腰痛が重度ではなければ問題なく快適に使えると思います。

エマ・プレミアム V2には、ベッドフレームが必須ですか?
公式サイトには「直接床に敷いても使用することができる」と記載されていますが、ベッドフレームを用いた方が間違いなく長く衛生的に使い続けられますので、ベッドフレームとの併用をおすすめします。

特に床板部分がすのこ状になっている『すのこベッドフレーム』は常に湿気を逃がしてくれるため、メンテナンスを減らしてもエマプレミアムV2を長持ちさせることができます。

→エマ・ベッドフレームの詳細はこちら

【まとめ】エマ・プレミアムV2はこんな人におすすめ!

この記事では、エマプレミアムV2の体験レビューや口コミ評判などについて紹介しました。

実際にしばらく使用してみてわかった、エマプレミアムV2に向いている人は以下の通りです。

エマ・プレミアム V2はこんな人にオススメ
  • 寝心地の良さを重視しつつも、コスパ良く購入したい
  • 通気性に優れているマットレスを探している
  • 沈みすぎない柔らかめのマットレスを購入したい
  • 横向き寝が多く、肩の負担を感じている…
  • 反り腰が浮いてしまうのが気になっている
  • 体重80kg以下の方
  • 合うかわからないから自宅でじっくり試したい

わかりやすく詳細にレビューしたつもりではありますが、わからない点や気になる点がありましたらLINE Officialで個別で対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

→快眠ハックにLINEで相談する

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